37 アーリントン国際競馬場

先日、家の近くにあるアーリントン国際競馬場に行って来ました。この競馬場は、競馬ファンならだれでも知っているというくらい有名なところ。2000年からはワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップの対象競走になっているほどで、あの武豊も92年に初の海外遠征先として選んだ場所です。そんな有名な観光名所に、6年もシカゴに住んでいながらなぜ行ったことがなかったかというと、日本でも競馬には興味がなかったしオヤジくさそうだったから。でも、今回ダンナの会社のYさんが日本から出張に来る際に行ってみたいというので、一緒に連れていってもらうことにしました。

パドックで馬の調子をチェック

その日8月13日は、「アーリントン・ミリオン」という芝レースの最高峰と呼ばれる有名なG1レースが行われる日でした。1981年に世界で初めて賞金総額100万ドル(1ミリオン)のレースとして創設されたもので、国内はもちろん海外からも競馬ファンが押し寄せるとか。

競馬場というと、ガラが悪くて馬券や食べ物の残骸が散らかっているイメージがあるけれど、ここは「ほんとに競馬場?」と疑いたくなるくらいとてもきれいで緑がいっぱいの場所。入り口付近のバレットパーキングにはリムジンが並び、3階の予約席に向かうドレスアップした紳士&淑女を見ていると、イギリスの紳士のスポーツ、ポロを思い浮かべるほどです。まっ、もちろんそんな人ばかりいる訳ではなく、かといって赤鉛筆のいかにものオヤジもいない、どこかのテーマパークにいるようで家族連れもたくさんいました。週末になると、ファミリーデーといって本物の馬でメリーゴーランドができたりするイベントがあったり、クラフトショーなどの催し物も開催されるそうです。

大きくてとってもきれいな競馬場

さて、レースの話に戻ると、この日は12レースあって9レース目がアーリントン・ミリオンでした。残念ながら今回日本人騎手の参戦はありませんでしたが、日系三世のナカタニという騎手がいます。彼に賭けようかとも思いましたが、安全路線を狙って「Show」で1、6、9を選択。大穴狙いで、予想オッズ50倍という8に賭けて「Place」を買いました。「Show」というのは、選んだ馬が1,2、3着いずれかに入賞すれば勝ちという初心者向けの馬券の種類。「Place」は、選んだ馬が1着か2着になれば勝ちというもの。

結果は、一着が9、そして1、4(ナカタニ騎手)の順。「Show」で2つ当たりました。初めてのレースで勝ったのでそれはもう飛び上がって喜んだのは言うまでもありません。が、安全パイなので配当も少なくたったの5ドルバック。前レースの馬券も合わせると22ドルも賭けていて、入場料がダンナと2人で20ドル、さらには子供のベビーシッター代もあったので我が家はかなりのマイナスでした。もともと競馬が好きなYさんは日本から検討してきた甲斐あって100ドルほどの勝ち。一緒に行った他の人たちも90ドル勝ち、50ドル勝ちとみんなそれなりに勝ったので、帰りの飲み代は勝ち組にたくさん出してもらっちゃいました。

こんな楽しいレースならもう一回行ってもいいな。今度はもっと研究していっぱい稼いでこようと思います。

2005年9月