ウイルキー・コリンズ「白衣の女」
分厚い本で上下2巻!よく読んだものだ。はじまりは今年のはじめにいただいたメールだった。当サイトを読んでくださったかたから、ミステリーは不案内だけど、自分の専門のビクトリア時代のウイルキー・コリンズ「白衣の女」は読んだとのこと。あら、まあ、わたしはウイルキー・コリンズは「ムーンストーン」(「月長石」という訳だった)しか読んでいない。しかも子どものときで多分抄訳だったはずだ。わたしの幼児期の記憶を掘り起こすと、コリンズ「月長石」とガストン・ルルー「黄色い部屋」が並んだ背表紙が目に浮かぶ。
今年中には「白衣の女」を読もうと決心したのだが、買おうかなと本屋で探したら2冊で5000円である。こりゃあかんわと図書館で借りたのが10月。なかなか読めなくて期間延長したが、まだ読めなくて返しに行ってまた借りて、期間延長してようやく読み終わった。ふーぅ!2カ月。明日は返却に行こう。
ウイルキー・コリンズ(1824〜1889)はディケンズと同時代の人で、二人はいっしょに旅をしたりしてとても親密だったそうだ。そして「ムーンストーン」は「最初にして最長、最良の探偵小説」とT・S・エリオットが書いていると本書解説にある。その割には忘れられた作家みたいなところがあるように思うんだけど、どうなのかしら。
わたしが知っている小説や映画では「ジェイン・エア」とか「フランス中尉の女」など女性が家庭教師になるのばかりだった。ここでは貧しい男性のウォールター・ハートライトが絵画の家庭教師となって、ロンドンからカンバーランドのリマリッジ屋敷へおもむく。その途中で出会ったのが白衣の女性で、精神病院から脱走してロンドンへ行こうとしている。よい出だしだ。屋敷に着くと主人は病身で傲慢な男だが、ウォールターを気に入って娘の教師として雇う。屋敷には二人の娘がいた。姉のマリアンは死んだ母親の最初の夫の子で醜くいし遺産もないが、頭脳明晰で性格がよくて、妹のことを心から思っている。ウォールターは美しい妹フェアリー嬢と相思相愛になってしまうわけだが、もちろん階級の壁があるのでただ思っているだけである。娘に縁談があったときに彼は屋敷を去ってロンドンに戻る。
さてそれから・・・その結婚相手が悪いやつで、またその陰には輪をかけて悪いやつがついている。フェアリー嬢は死んだことにされて精神病院に入れられ、財産は悪人の手に渡る。マリアンは病院から妹を救い出して、ウォルターとともに妹の夫とその黒幕を叩きのめすべく調査をはじめる。フェアリー嬢の死体とされたのは、最初に出てきた白衣の女性だとわかる。
という具合に、探偵とか警察でなく被害者が危険をおかして証拠を集めにかけずりまわる。暗いロンドンの街や田舎の教会や、以前に縁のあった人などへ聞き込みに回るが、尾行がついてたいへんである。
その一切がこまごまといろいろな人の手記として語られるのだが、いやー長かったです。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ(昨日の残り)、マカロニサラダ(昨夜の残り)+レタス、紅茶、コーヒー。
昼:餅とサツマイモ入りおじや、きんぴらごぼう、たくわん、焙じ番茶、柿。
晩:焼酎湯割り、鯖の味噌煮、小松菜と揚げの炊いたん、ご飯、みそ汁(カボチャ)、切り干し大根、たくわん、焙じ番茶。
2004.11.30
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焼きたてのフランスパン
プールの帰りにちょっと遠回りして堀江のパン屋に寄った。今日のお昼用にカレーパンとチョコレートパン、冷凍しておくための芋パンとピザ風パンを選んで、ふと見ると焼きたてのフランスパンがあった。うまそうと思ったらいつ食べるかを考えずに買ってしまった。帰ってからフランスパンがあるねんけどと言ったら、フランスパンを買うてきたんやけどと言うべきとちゃうかと言われしまった。
それで今夜は洋食である。お酒もワインにしなくちゃね。スーパーライフのワイン売り場には国産ワインがたくさんあったが、手ごろな値段のオーストラリア産の赤ワインを買った。おかずはマカロニサラダの材料が揃っているので、もう一品ほしいとイカを買った。新しかったので内蔵もみんな入れてソテーにした。
開けてみると赤い色が濃くてしっかりした飲みやすいワインだった。先日いっしょに飲んだ子が血のように濃いワインが好きと言っていたので、これを教えてやろう。
今日の献立
朝:ヨーグルト+ブルーベリージャム、野菜スープ、スクランブルエッグ、レタス+マッシュポテト、チーズ+蜂蜜、紅茶、コーヒー。
昼:カレーパン、チョコレートパン、ミルク、紅茶、柿、みかん。
晩:赤ワイン、フランスパン、イカのソテー、マカロニサラダ(マカロニ、ニンニク、トマト、キノコ、パセリ、ツナ缶、チーズ)、焙じ番茶、豆大福。
2004.11.29
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高級健身球
昨日の朝日新聞の健康コラムに、手のひらにゴルフボールくらいの丸い球を2個のせて、右手は時計まわり、左手は時計と反対まわりにまわすとよいと書いてあった。新聞を切り取ったのにどっかへやってしまった。ボケの予防になると書いてあったと思うが、切り取った新聞をどっかへやったって、すでにボケているのとちゃうか(笑)。
それを読んで思い出したのが、中国土産にもらった「高級健身球」である。引き出しに入れたままになっていたのを出してきた。布張りの箱の赤い布の上にゴルフボールより少し小さい金属の球が2個並んで入っている。緑色の地に赤と黒の竜の絵が描いてあって、持つとずっしりと重く、動かすと金属的ではあるが妙なる音がする。
中国語の説明文だが、漢字を読むと大体の意味がつかめる。血流の保持、経絡の疎通、疲労の消除、高血圧予防その他、この球にさわることによって健康を維持できるとある。
もらったときにはちょいちょい手にしていたのだが、いつものことながら飽きっぽいので、いつか仕舞いっぱなしになっていた。
ただ握っているよりも、時計の方向、あるいは時計と反対の方向という遊びがあるのがよい。せっせと手のひらに乗せてまわしている。右利きなのでやっぱり右手がスムーズに動く。左手に乗せてやりそこなうと、ゴロンと床に落ちるので慎重にやっている。
今日の献立
朝昼兼用:バナナ、ヨーグルト、スープ(ベーコン、タマネギ、グリンピース)、トリ胸肉の蒸し焼き+刻みキャベツ、マッシュポテトサラダ、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
おやつ:豆大福、焙じ番茶、柿、みかん。
晩:焼酎湯割り、きんぴらごぼう、ブロッコリーとマッシュポテトサラダ、ご飯、麻婆豆腐、焙じ番茶。
2004.11.28
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楽しい土曜日
今夜は例会日、早めに家を出て梅田ジュンク堂へ寄った。文房具売り場でバインダーノートを探したら、赤い表紙の手ごろなのがあったので買った。絵本と文庫本をていねいに見ていたら時間が経ってしまい、あわててローラ・リップマンの「ラスト・プレイス」を買って例会場所へ。
久しぶりのOさん、Sくんとよくしゃべってよく食べてご機嫌。そこへ先月も同席したアニメ愛好青年がやって来た。仕事はコンピュータ技術の専門家なのだが、アニメのほかに時代劇が好きなんだって。「剣客商売」や「忠臣蔵」と「ガンダム」とパソコンの話が入り交じり、わけがわからない会話が進行した。Sさんとはダーツの仲間である。ダーツの羽根がいっぱい入っている黒い皮ケースから、今夜使うのを数本取り出すところは、なんかプロの賭博師みたいでなかなかよし。わたしらが帰ったあとダーツで盛り上がるもよう。
四ツ橋で降りて歩いているうちに、ふとスーパーは夜中の12時までだっけと気がつき寄ってみた。11時ごろだったけど、かなり客がいる。明日のスープの材料などを買って外に出たら、おしゃれな自転車が4台近づいてきた。わーっカッコいいじゃんとよく見たら美容院シュリットの連中であった。やあやあわいわい言い合って別れた。ダーツをする男組、これから宴会の女組、土曜日の夜やなぁ。
相方は天王寺HOOP前のshuの屋外コンサートに一人で行って、とてもよかったと上機嫌だ。例会がなければ行ったのに残念なり。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、フルーツグラノーラ+ミルク、チーズ+蜂蜜、紅茶、コーヒー。
昼:スパゲッティ(ハム、ニンニク、タマネギ、ニンジン、シメジ、トマト、イタリアンパセリ)、紅茶。
晩:ギネス、ココア、キュウリステック、パタヤ風チキン、チキンバスケット、サンドイッチ。ロールケーキ、紅茶。
2004.11.27
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ファージョン作・ヴォーグ絵「エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする」
岩波少年文庫の「リンゴ畑のマーティン・ピピン」や「ムギと王様」で知られたエリナー・ファージョンの文章が、シャーロット・ヴォーグの絵で何倍にも生かされている大型の絵本。表紙は主人公エルシーと妖精の紳士淑女がなわとびをしている。本を開くと扉はなわとびをしながら山道に入っていくエルシーの後ろ姿である。両方とも淡いグリーンでとっても幻想的、これからはじまる物語はどんなかと期待で胸いっぱいになる。
ケーバーン山のふもとにあるグラインド村の貧しい家にエルシー・ピドックは生まれ、パンとバターの他になにもない晩ご飯を食べて育った。3歳のとき母親になわとびをしたいと言うと、まだ早いと言われる。エルシーは夜中にお父さんのズボン吊りでなわとびをする。見つけた父親は「生まれながらのなわとび上手だ」と言って、翌朝なわに木の柄をつけてやる。どんどんどんどん上手になって、6歳になったころは、その州のどの村にも知れわたり、7歳になったころはケーバーン山に住む妖精もエルシーの名前を知っていた。妖精の中でもなわとびの名人アンディが、エルシーのうわさを聞いて連れてくるように言う。そして弟子にして教えたので、ついには月を飛び越えるほどになった。
ということで、なわとびの快楽が楽しい文章になり、それに淡い色彩の絵が加わってとても美しい。しかし、物語はここにきて時間が経って100年後、三人目の領主の時代になっている。領主はケーバーン山に工場を建てる計画である。村人たちは最後になわとび大会をしたいと申し出る。その日、ケーバーン山に集まっ人たちはなわとびをはじめる。そこへ109歳になったエルシーが現れて・・・。
わたしはシャーロット・ヴォーグの絵本が大好きで結構持っている。「ネコのジンジャー」「イソップ物語」その他洋書絵本の、どの本にもネコが出てきてそれがとても可愛い。この本の絵を描くことになってケーバーン山を訪ねた彼女は「すばらしい場所だった。(中略)ここでは、魔法が生きている」と語っている(本書あとがき)。ほんと、この本を拡げると、ケーバーン山の神秘となわとびの悦びが伝わってくる。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、カボチャスープ(残り)、オムレツ+レタス、カマンベールチーズ+蜂蜜、紅茶、コーヒー。
昼:おじや(ご飯、大根、エノキ、シメジ、味噌)、チリメンジャコ、たくわん、焙じ番茶、ロールケーキ、コーヒー。
晩:焼酎湯割り、アジの塩焼き、さつま揚げと白菜の煮物、ご飯、みそ汁(豆腐、わかめ)、納豆、梅干し、焙じ番茶、柿。
2004.11.26
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マックが増えているらしい
サイトへのアクセスレポートをときどき見ている。どこからうちのサイトを見に来てくだっているかがわかって興味深い。その他に「訪問者のマシンとOS情報」という項目があるのだが、マックが37パーセント、その他がウィンドウズ各種である。あんまり気にしていなかったので、この項目を見たのは久しぶりなのだが、前に見たときは10パーセントくらいだった。そのときでもやっぱりうちはマックが多いと思っていたのだが、なんと今回は4割近くなのである。
それと関連があるのかわからないが、今朝の朝日新聞に「マック、大学の支持着々」という記事があった。東大などが導入していて、研究作業の効率化に一役買っているという。人気の理由は「Mac OSX」がUNIX環境で作動するからだそうだ。それに操作がわかりやすいこともあるらしい。
わたしはiMacでOSX10.3を使っているけど、その前にはずいぶん古いのを使っていた。だから半年経ったいまでも早さに感動しているくらいだ。愛機(hanako)の前で毎日快適なマック生活を送っているのがうれしい。ただ、いちばん愛用しているソフトのページメーカーがOSXに対応してなくて、クラシック環境で使っているのが残念。早くバージョンアップしてほしい。
相方はいまマック2台とウィンドウズ機1台を使っているが、OSXを手にする前には、次はウィンドウズと考えていたらしい。ところがOSXがUNIXであることから、もうマックで行くと言ってUNIXの世界にのめりこんでいる。
1987年11月に「可愛いからこれ」と決めてから丸17年、何台使ってきたかわからないくらいだが、マックあってのわたしの人生(笑)。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、カボチャスープ、ハムとレタス、アボカドサラダ、紅茶+蜂蜜、コーヒー。
昼:黒豆入り餅、焙じ番茶、柿。
晩:焼酎湯割り、もずく、湯豆腐、ご飯、目刺し、さつま揚げ、白菜の浅漬け、納豆、焙じ番茶、みかん。
2004.11.25
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やけいかのお刺身
近所の人に会うともっぱら新しくできたスーパーの話になる。あそこへ行けば半日遊べるという人がいた。このへんには衣料品を置いているところがないので、下着、カジュアルウェアにちょっとしたコート類、スニーカー、ふとんまであるのが珍しいのである。日用品のほかに、雑誌やハリーポッター、文具もある。100円のバナナはわたしも買ったとたいていの人が言って笑う。
昨日は魚売り場に、まぁるいイカが2匹パックされたのが5パックほどザルにのせてあった。シールを見ると「紀州沖でとれたヤケイカ」と書いてありお刺身用とある。見たのも名前もはじめてだが、288円と安いし買ってみた。開いてみるとモンゴイカと同じような骨がついている。身は厚くて、お刺身にしたら小さいわりにたくさんになった。足は塩焼き、ワタはアルミホイルにくるんで焼いた。レモンとわさびと醤油がよく合っておいしかった。
昨日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、カレースープ、茹で卵、トースト+オリーブオイル+ハチミツ、紅茶、コーヒー。
昼:安倍川餅、焙じ番茶、柿。
晩:日本酒、お刺身(ヤケイカ)、ほうれん草のおひたし、おほうとう(うどん、豚肉、揚げ、カボチャ、ニンジン、サツマイモ、里芋、キノコ、味噌)、焙じ番茶。
夜中アブサンにて:ボジョレ・ヌーヴォー、ヒヨコ豆クミン風味、ポテトフライ。ココア。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、カレースープの残り、ハム+卵+キャベツのバタ炒め、紅茶+蜂蜜、コーヒー。
昼:野菜たっぷりラーメン、ロールケーキ、コーヒー。
晩:焼酎湯割り、マグロのすき身と白ネギの炊いたん、もずく、ご飯、とろろ昆布の汁、大根葉とチリメンジャコ炒め、白菜の浅漬け、焙じ番茶。
2004.11.24
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町内会
先月に続いて細野ビルヂングのジャズライブは、ドラム 岩本ヒロユキ、ベース 中島教秀、ギター 箕作元総、ソプラノサックス 平田葉子、ボーカル 東雲マリというメンバーではじまった。ホールいっぱいの客が入って元気なライブだった。今年は生演奏を聴く機会に恵まれている。音楽はやっぱり生でなくっちゃ。目の前で演奏される音を浴びて、とってもシアワセな気分になった。平田さんのソプラノサックスの音が先月聴いたのよりずーっと進化していたのがたのもしい。
細野ビルヂングのホームページを作っている関係もあって、ミュージシャンたちとも親しく話すようになった。当掲示板にも書き込みしてくださった人もいるし、新しい関係が広まってきた。堀江に住んでいるミュージシャンのお連れ合いが町内会みたいだと掲示板に書いてくださったが、ほんとにそうなるかも。今日は町内の美容院シュリットのお二人が、細野ビルの内部を見たいのと半々で参加されたが、来てよかった、とてもよかったと言ってくれたのがうれしかった。
その二人とライブが終わってから堀江に飲みに行った。Sさんの行きつけのバー「アブサン」はチャルカのすぐ近くで、客はほとんど外国人である。ボジョレ・ヌーヴォーを1本頼んで話しだしたら、二人のよくしゃべること、しゃべること。しゃべる、笑う、しゃべる、笑う・・・である。先日このページに書いた45歳で初産の話は大受けで、30歳になったばかりの彼女らにとっては、希望の星であるらしい。本人に伝えなくっちゃ。
みんな近くの住人なので時間を気にせずにいたら、たちまち3時間近い時間が過ぎた。若い女性がシガーをくゆらせていたのがかっこよかったなぁ。シガーを吸う女性を映画では見たことがあるけど、生で見たのははじめて。
2004.11.23
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田辺寄席30周年記念落語会 〜三代目春団治師匠を聞く会〜
早めに行って本を読んでいたら、同じ思いの人ですぐに前のほうの椅子はいっぱいになった。そこへ舞台の入り口から顔を出した文太さんから「みなさん早いでんなぁ、もうちょっと待ってくんなはれ、まだ着替えもしえてぇへんがな」と一声あった。
今日の演目は、「開口0番・三題噺」桂文太、「チリトテチン」桂春菜、「八五郎坊主」桂春雨、「一文笛」桂春若、「無妙沢」桂文太、「高尾」桂春団治。
「三題噺」は三笑亭可楽からはじまったとされ、「弁慶、辻君、狐」が記録として残っているそうである。三題噺の落語は「芝浜の皮財布」(酔っぱらい、芝浜、財布)、「鰍沢」(夫婦、卵酒、膏薬)、「大仏餅」(大仏餅、新米の乞食、袴儀の祝い)などがあるとのこと、あわてて手帳に書きつけた。
「チリトテチン」は、豆腐の腐ったのにいろいろ混ぜて、町内のイヤミなやつに食べさすおなじみの噺。春菜さんはマクラのおふくろネタがおもしろかった。
「八五郎坊主」の春雨さんはひょうひょうとしていていい感じ。主人公の八五郎は「考えてみたらわたいほどつまらんもんおまへんで。親はなし、兄弟はなし、嫁はんはなし、子どもはなし、家はなし、仕事はなし、またそれをどうしょうという知恵はなし。もうこの上はいっそのこと坊主にでもなって・・・」ということで甚兵衛さんに紹介してもらって、下寺町のお寺の世話になる。自分の法名を忘れてしまって大騒ぎ。
「一文笛」はスリの名人の噺。駄菓子屋で仲間はずれにされた子がいたので、店から一文笛を盗んで子どもの懐に入れてやる。その子は笛を持っているのが見つかって叱られ、井戸に身を投げるが危うく命を取り留める。医者は助かる可能性はあるがお金がかかると言う。そのお金を調達するのにスリがしたことは・・・。実直な感じの春若さん。
「無妙沢」(元の噺は「鰍沢」、舞台を身延山から能勢の妙見山に)は、はじめて田辺寄席にきたときに聴いて、文太さんが演じる「おくま」にほれぼれした。今日は「三題噺」を伏線にしたこと、黒紋付で出てきはったことから、なみなみならぬ文太さんの意気込みを感じた。でもはじめて聴いたときのほうが良かった。ちょっと緊張してはったみたい。
「高尾」の春団治さんは自然体で優美。でも出だしはイロケのない長屋の独り者が、一人でおならをしてもつまらないって・・・大声で笑ったのはわたし一人だったが・・・。隣家の坊さんが夜中に読経しているのがうるさくてモンクを言う。坊さんは自分は元は武士で吉原の遊女高尾といい仲になったが、上役に知られて追放され、片や高尾は殿様の言いなりにならずに斬り殺された。僧になった男は高尾から贈られた香を焚くと高尾の姿が現れる。そのええ女ぶりを見た男は、自分も三年前に死んだ女房が出て来てほしいと・・・。
隣に座ったトルコ人(阪大で勉強中)のカップルがよく笑っていた。イルハンみたいなオトコマエと情熱的な美女のカップル、またここで会いましょうと言って別れた。
2004.11.22
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桂春団治さんの印象
今日は桂春団治を聴きにいくんだから寝過ごしたらあかんと、目覚ましをかけて起きたという気の入れようであった。朝ご飯をたっぷりと時間をかけて食べて出発。1時10分開演なのに12時過ぎには着いていた。ロビーで少々待っていたら受付となり、20人くらいの待ち人が席に着いた。わたしはもちろん、前から2番目の中央左寄り。あとは文庫本を読みながら待つだけだ。
田辺寄席全体については明日書くことにして、春団治さんの印象と考えさせられたことを書いておこう。
ほっそりとした春団治さんは、藤色の着物と羽織、羽織の紐と花菱の紋が鮮やかな赤という華やかな姿だった。羽織を脱いだとき、長い赤い紐がゆらめいてとっても優美。マクラがいつも同じ挨拶と聞いていたが、今日は田辺寄席30周年の祝いの言葉を述べられた。そして26年前に一度出たことがあって、今日は二度目になるそうである。
語り口や仕草になんとも言えない色気がただよう。これはもう若い者にも中年の者にも絶対ない絶妙な色気である。年を取るって素晴らしいなぁとしみじみ思わされた。単に年を取っているのではない、積極的に年を取っているから出てくる色気である。老年をこれから生きようとしている者にとって、希望の星であるが、そこへの登り道は険しい。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、キノコとピーマンとハムの目玉焼き、トースト+ブルーベリージャム、紅茶、コーヒー。
昼:バナナ、田辺寄席の駄菓子とお茶。
晩:日本酒、ユリネの卵とじ、湯豆腐、ご飯、海苔、漬け物(野沢菜)、焙じ番茶、柿。
2004.11.21
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シエナの蜂蜜
17日に蜂蜜の話を書いたのだが、このページを愛読してくださっているというSさんから、おいしい蜂蜜についてのメールをいただいた。
この春旅行したシチリアでビスタチオの蜂蜜に出会ってから、蜂蜜に興味を持たれたそうである。そして最近のヒットはソバの蜂蜜で黒パンにつけて食べるとおいしいんだって。
さきに蜂蜜の話をしてくださったMさんは、ラベンダーのハチミツ、ウイスコンシン州の野草(ワイルドフラワー)のハチミツ、都内で唯一の養蜂専門店の桜の花みつ(皇居・千鳥が淵の桜の花から採取さらたみつが多いんだそう)をオートミールにかけた朝ご飯なんだって。
わーお、お二人ともおっしゃれやなぁ。わたしも蜂蜜に凝ろうかなぁ。とりあえず「ポラン」でマヌカ蜜でも買ってみるか。
それで思い出したんだけど、ベルトルッチ監督の「魅せられて」はイタリアのトスカーナにあるシエナが舞台だったように覚えているが、田園地帯にある彫刻家の家でミツバチを飼っていた。最後のほうでヒロインのリブ・タイラーが刺されて、そばにいた青年が池に連れて行き、刺された箇所に泥を塗ってやるところがあった。すごくエロチック&ロマンチックだった。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、じゃがいものブレーメン風、トースト、紅茶、コーヒー。
昼:芋ようかん、焙じ番茶、柿。
晩:焼酎湯割り、カレエの干物、茹でブロッコリー、レンコンとピーマン炒め、ご飯、みそ汁(舞茸)、煮昆布、納豆、漬け物(野沢菜)、焙じ番茶。
2004.11.20
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近所にスーパーができた
うちの近くは会社が多くて人口が少なかったせいかスーパーがなかった。堀江には何店かあるがどこの店に行くにも15分くらいかかる。長堀通りを越えるのがおっくうと近所の人たちも言っていた。最近はマンションが増えて人口も増えた。そこへ昨日すぐ近くにスーパーライフが開店した。さっそく行ってきたが、広くて商品が充実していて(お酒もあるし)、レジがゆったりしていて、なかなかいい感じで買い物できた。ご祝儀にだと思ってお昼ごはんに鯖寿司を買いました(笑)。
午後から髪染めとカットにシュリットへ行ったのだが、ここも雨の中をライフへ行って来たとはしゃいでいる。店内で焼いているパンを買ってみたとチョコレートクロワッサンとミルクティーをご馳走になった。
今日はバナナをカゴに入れていると、横から見知らぬ人が「バナナはあっちが安いよ」と声をかけてくれた。「ほんま」とバナナを戻してあっちへ行くと、なんとでっかい1房が100円で山盛り置いてある。おばあさんが「これ100円ですか、見間違いとちがうやろな」と店員に聞いている。
今日は友人で得意先でもあるYさんが「最近は泡盛を飲んでいるそうで」と琉球泡盛「瑞泉」の高級品を持って来てくれた。日記を書いていると便利だ(笑)。晩はこれを飲んでご馳走食べようとヨコワのお刺身を買った。うまかった。
今日の献立
朝:ヨーグルト+ブルーベリージャム、キノコスープ、トリ胸肉の蒸し焼き+刻みキャベツ、アボカドサラダ、紅茶、コーヒー。
昼:くるみパン、ミルク、柿、リンゴ。
晩:焼酎湯割り、お刺身(ヨコワ)、ニラと桜えびの卵とじ、ご飯、みそ汁(ごぼう)、おから、ラッキョ、焙じ番茶、バナナ。
2004.11.19
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クリント・イーストウッドの「ピアノ・ブルース」
アメリカでブルースが誕生して100年目になる2003年に、マーティン・スコセッシが製作総指揮し「THE BLUES Movie Project」として7作品が、それぞれの監督によってつくられた。他の6作品は映画館で上映されたが、クリント・イーストウッド監督の「ピアノ・ブルース」だけはテレビのみということである。運良くビデオで見ることができた。
イーストウッドとレイ・チャールズがピアノの前に並んで座っているところからはじまる。イーストウッドは白のポロシャツにチノパンでスニーカー、何度も洗濯した服と履き古した靴を身につけた姿がすがすがしい。二人のブルースへの気持ちを語るところからはじまって、話題に出たミュージシャンが画面に出る。古い貴重なフィルムが現れる。
インタビューの相手、そしてイーストウッドのスタジオで演奏したのは、レイ・チャールズ、デイブ・ブルーベック、ドクター・ジョー・モートン、マーシャ・ポール、パイントップ・パーキンス、ジェイ・マクシャー、ピート・ジョリー。
フィルムで紹介されたミュージシャンは、デューク・エリントン、ビッグ・ジョー・ターナー、ジェイ・マクシャン、チャールス・ブラウン、アート・テイタム、オスカー・ピーターソン、ナット・キング・コール、ファッツ・ドミノ、オーティス・スパン、フェイマス・ニュートン・ジュニア、カウント・ベイシー、セロニアス・モンク、パイントップ・パーキンス、アンドレ・プレヴィン。
ブルースをはじめて聴いたときのこと、だれに最初の手ほどきをしてもらったか、ブルースとジャズのこと、誰の演奏が良いかなど、それぞれと愛をこめて語り合う。イーストウッドの眼差しの優しさ、はにかむような口もと。ほんとうにブルースを愛しているからこその柔らかい表情に感動した。
もちろん、ブルース! なんでこんなにこころも体も熱くなるのだろう。
2004.11.18
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蜂蜜に凝ってみたいけど
このページに検索でこられてメールをくださるかたがたまーにいる。たいていは何度かのメールのやりとりで終わってしまうが、半年に一度くらい近況を知らせてくれるかたや、ずっとメールのやり取りが途絶えないかたもいる。Mさんは最初、乙女雑誌「薔薇の小部屋」のことを書いたときにメールをくださった。「薔薇の小部屋」全2冊を捨てずにとってあったので、主要なところをコピーして差し上げたのがはじまりである。人が欲しがっているのがわかったら手放せない(笑)。それからメールでおつきあいいただいているが、これがまた楽しい。打てば響くって感じがうれしい。
今日いただいたメールは蜂蜜に関してであった。個人メールではもったいない(笑)ので、今日はこちらで雑談します。Mさんは蜂蜜がお好きでとてもくわしい。わたしはお金がないから、蜂蜜ならなんでもいいやであるが、蜂蜜のことでおもしろい会話をしたことを思い出した。
先日、父親の葬式のあと横浜に帰る妹夫婦と息子らを見送って新大阪駅まで行ったのだが、時間待ちに喫茶店に入った。チョコレートパフェをみんなで食べたのだが、妹の夫のケンちゃん(こう書いてるけど、もう定年退職した人)だけはコーヒーだった。先にコーヒーがくると、ケンちゃんはやおらカバンから小瓶を取り出してコーヒーに注いだ。「なにそれ」「蜂蜜」ゆうゆうと注いで「うまーい」と飲んでいる。実はケンちゃんの実家は山梨県で養蜂をしていて、ケンちゃんは蜂蜜で育ったんだって。彼が言うには日本のミツバチは、いろんな花の蜜を吸っているから特別おいしかったんだそうだ。あれだけおいしい蜂蜜はもうこの世にはないんだって。じゃ、いまコーヒーに入れたのはどういうの?って聞いたら、安物の中国製だって。あの蜂蜜の味でなければ、なんでもいいそうである。
ケンちゃんは妹と結婚したときは東京で営業マンをしていたが、大阪へ転勤になったときに会ったら、「大阪はセミまでうるさい」とわたしにイヤミを言った。大阪弁相手の営業がほんまにいやだったみたい。それ以来毎年、わたしは笑い話にしてきたが、学術的にも大阪のセミはうるさいらしい。このページの7月12日をお読みになればわかります。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、キャベツのミルク煮、ハムとカリフラワー炒め、トースト、紅茶、コーヒー。
昼:かりんとう、焙じ番茶、柿、リンゴ。
晩:焼酎湯割り、お刺身(カツオ)、春菊のおひたし+チリメンジャコ、ご飯、みそ汁(わかめ)山芋おろし、たくわん、焙じ番茶、柿、みかん。
2004.11.17
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45歳で初産の友
東京在住の友人から電話がかかった。「久しぶりー」といつもの挨拶だったが、その後が「わたしねぇ、1週間前に子ども産んでんよ」である。この前に電話があったのが春ごろで、たしかワインと中国土産のクコを送ってくれたのだった。それの礼を言って以来である。
「ちょっと、××いくつやったっけ?」とめったにしない質問をしてしまった。「45歳で高年初産、そやけど軽かってんよ、母が病院へ駆けつけたときはもう産まれていて、受付で、お産がむちゃくちゃ軽かった人ですねと言われたんやて」
彼女と知り合ったのは25年前、ロックマガジン主催の催しが八幡筋のディスコであったときだ。ド派手な装いに度肝を抜かれて眺めていたら、なぜかいっしょに帰るとよりそってきたのがはじまりだった。まるで子猫がなつくみたいに、そのままわが家へ来てご飯を食べて、それ以来いっしょにあちこち遊びまわった。そのときはビニールなんかでオブジェをつくる前衛美術家だった。ときには破れたTシャツに安全ピンを留めていたり、ときにはどぎついピンクのフリフリだったり、いまならこんな服装はざらに街で見かけるけれど、当時は歩く人が振り返って見ていた。アパートに行くとオブジェや服が散乱していた。頭が良くてたくさんうちの本を読んでいたが、ミステリだけはダメだった。
そんな暮らしが2年くらい続いたのだが、ある日東京へ行ってしまった。たまに電話があり、たまに大阪へ帰ってきたりしていたが、新宿でバーをはじめたと聞いたときはびっくりした。そしたら次は結婚である。39歳で結婚して6年後に子どもを産んだわけだ。
今日の献立
2日間買い物に行けなかったので在庫品一掃。
朝:バナナ、ヨーグルト、コーン入りミルク、ベーコンと野菜(じゃがいも、シメジ、タマネギ)炒め、紅茶、コーヒー。
昼:焼き飯、焙じ番茶、柿、リンゴ。
晩:焼酎湯割り、オイルサージン+レタス、ホタテ(冷凍)とキャベツのバタ炒め、ご飯、みそ汁(里芋)、おから、納豆、海苔、焙じ番茶、甘納豆。
2004.11.16
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山茶花が一輪咲いていた
今日はプールに行って1時間歩いてスクワットも十分やった。水中なら膝に負担がかからなくてたくさんできる。そしてプールを出れば暖かいジャグジーがあるし、53℃のサウナにも自由に入れる。ありがたいことだ。そう思うなら定期券買っているんだし休まずに行けばいいのにね。
プールのロッカー室を出たところのロビーには水飲み機と自販機がある。わたしは水飲み機専門で、入る前と後に必ず飲むことにしている。木津川の流れに面してロビー一面に窓があるので、いつもベンチに座って川を眺める。今日はユリカモメ(多分)が飛んでいた。けっこう船の行き来がある。
帰りに少し回り道をしたら、公園の植え込みの山茶花につぼみがいっぱいついていて、一論だけ気の早いのが咲いていた。プラタナスの下にはきれいな落ち葉があったので1枚拾った。銀杏も少し黄色い葉っぱが落ちていた。公園も長堀通りも植え込みの雑草がきれいに抜かれている。そして阿弥陀池筋の銀杏は黄色くなる前に枝元から切られている。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、茹で卵と茹でカリフラワー、トースト、紅茶、コーヒー。
昼:サツマイモと餅入りおじや、焙じ番茶、柿。
晩:焼酎湯割り、湯豆腐(豆腐、春雨)、ご飯、目刺し、おから、煮昆布、焙じ番茶。
2004.11.15
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イアン・ランキン「血に問えば」
10月の末に買った本をようやく読み終わった。いままでイアン・ランキンの本は7冊訳されているが、すべてハヤカワポケットミステリで、単行本になったのは今回がはじめてである。だからちょっと違う感じがしたのか、この本の内容がいままでと調子が違うのか、体調がよくなかったのとぶつかったせいか、夢中になって読み進められなかった。
リーバスは両手にひどい火傷をしている。シボーン・クラーク部長刑事にストーカー行為をしていた男が不審火で焼死したのだが、リーバスがその少し前にその家を訪ねたのを目撃されていたため、疑いがかかってしまう。上司からの厳しい質問をかわしながら、リーバスは私立校での銃の乱射事件の捜査にのめりこむ。殺された少年二人のうち一人はリーバスの親類だった。スコットランド議会議員のベルの息子は重傷を負っている。犯人はその場で自殺したが、その男は学校となにも関わりがない。その謎を追って、リーバスは火傷の上に革手袋をはめ、シボーン・クラーク部長刑事の手を借りて捜査を続ける。
あんなに好きだったリーバス警部のやり方に、今回はちょっと批判的になってしまったのだけれど、考えてみれば、リーバス警部はものすごいストレスを負っているのだから・・・なんて、ハタで聞いていたらわけがわからんね。言うても無駄かもしれないけど、お酒と煙草をもっと控えてほしいなぁ。そんなひどい火傷するなんて、心配するやんか。
でも、振り返って考えると、やっぱりランキンの書くエジンバラの街や人間の描写はすごい。もう一度読み直さなきゃ。うん、最後にシボーンが殺されたかと思って走るところがよかった。生きていたシボーンに目をつぶって長いキスをしたリーバス。次作では二人の関係がどうなるのか楽しみ。(早川書房 2000円+税)
2004.11.14
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寒くなったらなったで・・・
東京で木枯らし1号が吹いたそうである。大阪はまだかな。でも昨夜歩いていたら風が冷たかった。いよいよ冬やな。11月になったのに暖かすぎるとモンクを言っていたが、寒くなればなったで、寒いのは苦手なのである。冷えが大敵とハリの先生にも言われているし、また冷えた後に温まると温熱ジンマシンになるという、厄介なことで冬はやりにくい。
昨日は調子に乗って飲み、帰ってからもよい気分でまた飲み、相方が寝てしまったあとはMacに向かったり、本を読んだりで夜更かししてしまった。おかげで今日は昼まで寝ていた。起きたら二日酔い気味。でも仕事があるし会報作りもあるしで忙しかった。
今日の献立
朝・昼兼用、カボチャスープ、ポテトパン、くるみパン、ミルク、紅茶、コーヒー、柿。
晩:焼酎湯割り、さつま揚げ+刻みキャベツ、卵焼き(桜エビ入り)+大根おろし、ご飯、みそ汁(なめこ)、五目煮、梅干し、焙じ番茶。
2004.11.13
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ノスタルジックな夜「マルセル・デュシャン展」とギムレット
美術館で長期やっている催しはそのうちと思っているうちに終わってしまうことが多い。今回は前売り券を買ったし早めに行こうと思っていたが、突然これから行こうということになった。毎日10時から17時までだが、金曜日だけは19時までとわかったので。
ぱっと出たのが5時半、タクシーが中之島の通りに出たら地下鉄工事で道が狭くてなかなか進まない。6時に着いたが、これなら阿弥陀池筋の住友病院付近で降りて歩いたほうが早かった。新しい美術館は地上が線のオブジェになっていて、会場は地下である。写真で見た感じでは広場にオブジェがあると思ったのだが、なんて狭いところにあるのとびっくり。さすが大阪、ビンボくさい。エスカレーターで降りて行くと常設の会場があり、また降りて行って廊下を歩いていくとデュシャン展の会場である。
マルセル・デュシャン、懐かしい名前である。若いころ、滝口修造の本で読んで憧れていた人、写真や図版でしか見たことのない作品に出会えたわけだ。すでにこういうところで展示されることで、デュシャンは権威になっていることはわかっていたけど、ほんとに実際見たらこんなもんかいなという感じだった。
だいたいがポスター、チラシ、地下鉄の中吊り広告で「泉=便器」が氾濫しているのだからどうしようもない。デュシャンが展覧会に便器を出したときはセンセーショナルだったからといって、いまさらなににでも使うというセンスがいやらしい。芸がないよ。でも、箱入りの作品の数点は欲しいくらい好きだし、「階段を降りる裸体」もいいと思った。マン・レイが写した写真もすごくオトコマエでよかった。
マルセル・デュシャン以後という展示で荒川修作の文字を並べた作品がよかったのが収穫。そしてシルヴィ・ブロシェールの10枚ほどの小さい絵とオブジェの展示がよかった。絵はみな同じ大きさで、素材は茶色い包装紙で、その上に描いたり、ハンコを押したりしてあるやつ。
藤本由起夫作のデュシャンの声が音楽にかぶさって聞こえる装置もあり、ビデオもありだったが、いちばんよかったことは空いていたこと。会社帰りのような一人で来ている人が多くて静かだった。国際美術館は金曜日の5時以降が狙い目!とにかく広くてゆったりと展示されていた。座るところがビデオの前しかなかったので、ベンチが一つくらい欲しかったな。足が疲れた。
なんやかんや言いながらも楽しい1時間を過ごした。
ここまで懐かしさを味わったから、今日はとことん懐かしくと、帰りには久しぶりに京町堀のブルースバー「メジャーカップ」で飲むことにした。時間が早くてまだお客がいなかったので、帽子をかぶった粋なマスターとジャズの話に花を咲かせた。LPレコードでマイルスの曲を聴きながら、ブルースからモダンジャズまでたくさんのジャズプレーヤーの話が出た。アート・ブレーキーとジャズメッセンジャーズの中に若き日のリー・モーガンとウェイン・ショーターがいたとか、コルトレーンとマイルスのこととか、クリント・イーストウッドのジャズ映画のこととか・・・。わたしは今夜はこれと思ってギムレットを頼んだ。目の前でつくってくれたギムレットは、生のライムを切ってしぼってくれたが、ローズのライムジュースでなくて少し残念。
2004.11.12
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久しぶりの雨
ずっと天気がよく気持ち悪い程に暖かかったので、今日の雨はうれしい。しっとりとした感じが気持ちよく、こういうのも秋らしい一日だと思う。とはいえ、相変わらずパソコンにはりついている一日である。
最近読んだ本は、イアン・ランキンの「血に問えば」(明日にでも感想書かなきゃ)以外は古い本ばかり。定番のお気に入り本を持ち出して好きなところを読んでいる。これで気分が安定するのだから、安い精神安定剤だわね。でもまだ気分が乗らなくなくて雑用がたまる一方である。
今日の雨を天気予報で知ったので、一昨日は綿毛布と薄いキルトの洗濯をし、昨日は夏物の帽子とバッグをせっこらと片付けた。なんだか用事がみんな後回しになって、結局ぎりぎりで慌てることになる。
しかれども、掲示板にshuさん(当ページ10月14日をお読みください)が書きにきてくださっただけで気分よくなってきた。こういうことって効くわぁ。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、カボチャスープ、ハムと野菜サラダ、卵とキャベツのバタ炒め、紅茶、コーヒー。
昼:カレーパン、チョコレートパン、アップルパイ、ミルク、紅茶。
晩:焼酎湯割り、トリキモ炒め+レタス、ご飯、みそ汁(舞茸)、糸コンニャクのピリ辛炒め、納豆、焙じ番茶、柿。
2004.11.11
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サラ・パレツキー「ブラック・リスト」が2004年ゴールド・ダガー賞を受賞
9月末に翻訳が出たばかりのサラ・パレツキー「ブラック・リスト」が、英国推理作家協会(Crime Writers' Association =CWA)の2004年ゴールド・ダガー賞を受賞したと、昨夜遅く木村二郎さんからお知らせをいただきました。
他の5人の作家とともにゴールド・ダガー賞の候補になっていることを、先日「海外ミステリ通信」号外で知って、サラ・パレツキーになりますようにと祈っておりましたが、受賞が決まってほんとうにすごくうれしいです。
わたしは他の候補作品を読んでいないので比べることはできませんが、「ブラック・リスト」はゴールド・ダガー賞にふさわしい内容の素晴らしい作品だと思います。このページの10月7日に簡単な読後感を書きましたが、ハードボイルド私立探偵小説として、ハメットを継ぐのはサラ・パレツキーであると確信を深めました。
英国推理作家協会(CWA)はミステリ関係の著書がある者を正会員とし、賛助会員も出版業界関係者などのプロに限っている権威ある会です。毎年発表されるミステリー作品から選ばれるゴールド・ダガー賞(Gold Dagger)、シルバー・ダガー賞(Silver Dagger)があります。
サラ・パレツキーは1995年に「ダウンタウン・シスター」でシルバー・ダガー賞を受賞しています。今回は2002年の「カルティエ・ダイアモンド・ダガー賞」に続き三度目の受賞です。トップページにもいれましたから見てくださいね。
ダガー賞についての詳細はCWAのサイトをごらんください。
2004.11.10
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森茉莉「貧乏サヴァラン」
「贅沢貧乏」と「戀人たちの森」は初版の単行本が目につくところに置いてある。この2冊はなんか手放せないのよね。最近ちょっと読みたいと思って探した文庫の「貧乏サヴァラン」(ちくま文庫 1998)が見当たらなくていらいらしたが、図書館で見つけて読むことができた。読んでいると、たまたまKAZUMIさんのサイトに「Cigar(葉巻)とワインの関係」という文章がアップされ、シガーの似合う人という書き込みがBBSのほうにあった。わたしもいっちょかみして、シガーの似合う男、そりゃ森鴎外(そしてゲバラ)でっせ、とちょうど読んでいた「貧乏サヴァラン」の一行を引用して書いた。
考えたら森茉莉のように育った人が言えば、“贅沢貧乏”や“貧乏サヴァラン”は成立するけど、ほんまもんの貧乏人のわたしが言ったら負け惜しみやな。でも小気味よく気取った人やカッコつけている人を批判する文章を読んでいるといまでもスカッとする。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、ミルク、カレー(一昨日の残り)、ベーコンエッグ、紅茶、コーヒー。
昼:タルト、ミルク、紅茶、柿。
晩:焼酎湯割り、サンマ塩焼き、大根おろし、ご飯、みそ汁(なめこ)、五目煮、キムチ納豆、焙じ番茶。
2004.11.9
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今夜は狸汁
冬は根菜がおいしい季節である。温かい汁物がうまい季節でもある。寒さにはまだ少し間があるが、さぁ、今夜は狸汁だ。冬が来るたびにこのページに書いているはずだけど、今冬(というには早いけど)はじめて食べてうまかったので書いておこう。
「鬼平犯科帳」で、お熊ばあさんが酒の肴に出すと言った狸汁を誤解して、ほんとの狸の汁かと部下の酒井祐助が驚く。江戸時代には実際に狸の汁はあったらしいけど、お熊ばあさんが出したのは野菜の狸汁である。
こんにゃくを千切ってお鍋でからいりしておく、大根とゴボウは大きめのささがきにして、その三つをごま油でよく炒める。水を入れてよく煮て味噌汁にする。熱々の汁に七味をかけて食べる。ものすごくカンタンでおいしくて、みそ汁になにを入れようかと迷ったときなんか、ええもん思いついたとにんまりする。ただ、ゴボウ、大根、コンニャクの在庫がないとね。ごま油と七味(粉山椒でもよし)があるかも調べてから。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、キャベツのミルク煮、オムレツ(ハム、イタリアンパセリ入り)、アボカドサラダ、紅茶、コーヒー。
昼:カレーおじや(昨日の残り)、焙じ番茶、タルト。
晩:焼酎湯割り、イカのソテーローズマリー風味、イカゲソのわたがらめ、たぬき汁、たくわん、焙じ番茶、柿。
2004.11.8
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音のシャワーを浴びた夜
【DJ AGI Yuzuruが楽しみながらラフに選曲する一晩だけの特別な夜】にお誘いを受けて、昨夜は阿木譲さんのDJを楽しむために「nu jazz」へ行った。このところ二人とも体調がよくないので、始まる時間の9時に行って12時頃で失礼しようと言っていたのだが、あまりの気持ちよさに結局3時過ぎまでいることになってしまった。体は疲れたけれど心はすごく元気になった。真夜中に大音響で音楽を聴くってなんと贅沢なことだろう。そしてその音楽が最新のヨーロッパのジャズであり、それをDJするのが、わたしがずっと敬愛してきた阿木さんなのだからうれしいわけである。音の大シャワーを浴びて幸せいっぱい。壁に映し出される映像もよかった。
ヨーロッパ最新のジャズのレコードを取り替えながらの、DJの演奏を長時間目の前で見聞きして、ようやくDJとはなにかということがわかったような気がする。DJ自身がどんなレコードを選ぶか、そのレコードをどう聴かせるかという編集力がものを言うこともわかった。わたしとては、なんかすごーく発展的な夜だった。
お客は若者、それも賢そうな若者たちでカップルも多かった。12時過ぎてから階段を下りて入ってくる客を見ていると、大阪も都会になったと思う。わたしたちは歩いて行って歩いて帰ったが、最近音楽を聴きにでかける細野ビルにせよチャルカにせよ歩いていける。ミナミまでも行かないで近場でこういう夜が送れるなんてなんて幸せなことだろう。
2004.11.7
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道で声をかけられて
昨日・今日と道で声をかけられて、とっさに誰かわからなくて相手の方に失礼してしまった。こちらはチビデブがカジュアルなスタイルで歩いているので、相手はすぐにわかるらしい。
昨日はプールに行こうと歩いていたときに初老の男性から声をかけられた。10年以上も前にわたしがうつぼ公園の猫に朝ご飯を配達していたとき、病気上がりでウォーキングをしていた人だ。「こんにちは」と声をかけられて、ええかげんな挨拶を返したら、「わかってはれへんな」と帽子を脱ぎはった。それで、ああーっと思い出した。よく向こうは覚えてくれていたもんだ。3年間公園で早朝に会っていた仲だもんね。
今朝もプールに行こうと、途中でローソンに寄って国際美術館の前売り券を買って(3日からはじまっているけど、前売り券が買えてよかった)、カバンにしまいながら歩いているときだった。「お久しぶりです」と言われて、顔は知っているけど誰かがわからない。名乗られて思い出したが仕事関係の人であった(ふくふく太っていたのにスリムになっていた)。「ごめん」と謝ったあとは、2年程会っていない間のお互いの仕事の状況など、10分ほど早口の報告し合いであった。
プールでは下福島に行っていたときと違って、あんまり人としゃべらないから、1時間妄想にふけっていられる。考えがまとまるということはなく、頭をいろいろな考えがよぎるだけなんだけど。今日は突然、エンゲルス「家族、私有財産及び国家の起源」って浮かんだんでびっくりした。たいていは乙女もののことなんか考えているのに・・・ゲバラ展に行ったせいかな。ははは。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、餅入りおかゆ、梅干し、納豆、焙じ番茶。
昼:クッキー、ミルク、コーヒー、柿。
晩:ご飯、みそ汁(舞茸)、ホッケの干物、揚げと小松菜の炊いたん、おから、たくわん、焙じ番茶、タルト。
2004.11.5
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ピリスの授業
昨日のNHK教育テレビでやった「スーパーレッスン・巨匠に学ぶピアノ」という番組、講師はマリア・ジョアン・ピリスと番組表にあった。これはたいへん、絶対見るぞとご飯もそこそこに終えて、最初から最後までの1時間半をじっと見ていた。
わたしがクラシックを聴いていたのは、はたち過ぎの数年間だが、いわゆる音楽会というものに足しげく通った。外来音楽家の演奏会につぎこんだお金はたいしたものだった。
それからはジャズに好みが変わっていったが、40代のときに相方がクラシックを聴きだしてCDがいつも鳴っている状態だったので、今度は普通の生活をしているときに耳からクラシックが入ってきた。わたしのように行き当たりばったりではなく、ちゃんと本や雑誌で知識を得てCDを買っていた。それでわたしも残っていた知識をアタマから引っ張りだしたりした。
ピリスはそのころ素敵な人だなぁと感心したピアニストである。すごく繊細で透明で論理的なピアノの音に魅せられてよく聴いていた。
これは余談だが、そのころの終わりの時期に秋月こおの「富士見二丁目交響楽団」に出会ったんだよね。指揮者とバイオリニストを目指す男どうしの恋物語なんだけど、音楽についての二人の突っ込みかたが素晴らしくて何度も読んだものだ。
ええっと、昨日の授業風景はもうもう感心したの一言であった。若い日本人男性が教えを受けたのだが、まずピアノを弾かせてみる。こうして巨匠の教えを受けるのだがら、すでに一人前なんだろうけど、ピリスがちょっと弾いてみせるのと音が違うのよね。そしてピリスは何度も言う、「ファンタジーがない」と。「なんでピアノを弾くのか、なにを表現したいのか」と厳しく言う。その言葉に圧倒されてしまう若者ににっこりとしながら、ピアノのテクニック以上の「間」とか「止まる」ことを教えた。笑顔が素敵で淡い色のシンプルなブラウスとスカートの姿が美しかった。
2004.11.4
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今日は秋刀魚
サンマは大好きなんだけど子どものときから食べ過ぎたみたい。秋になると毎日でも平気で2匹は食べていたっけ。いつのまにか1匹になり、今年はスーパーで見ていても食べる気が起こらなかった。サバとイワシとアジは年中食べるているのに不思議。
今日は今年はじめてサンマを買った。他の魚は高かったもんで(笑)。「秋刀魚苦いかしょっぱいか・・・」と口ずさみながら、大根おろしとレモンで食べたら、思ったほど脂っこくなくておいしかった。はらわたもきれいに平らげた。また食べよう。
昔、大勢でハイキングに行ったときのことだけど、お弁当のときにみんなで自己紹介しようということになった。言わねばならない項目の中に「私の好きな食べ物」というのがあり、女の子はたいていがケーキとかチョコレートとか答える。私は「サンマと大根おろし」と答えて笑いをとった。女の子たちからは目立ちたがりと悪評だったけど、男の子はみんな私のこと覚えてくれたみたい(笑)。
今日の献立
朝・昼兼用:バナナ、ヨーグルト、カボチャスープ(残り)、ベーコンと茹でジャガイモとキノコとタマネギ炒め、紅茶、コーヒー。
おやつ:クッキー、紅茶、柿。
晩:焼酎湯割り、サンマ+カイワレ、大根おろし、ご飯、みそ汁(大根)、切り干し大根、キャベツとシソの塩揉み、納豆、焙じ番茶。
2004.11.3
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Jedit Xを使ってみて
わたしがいちばんよく使っているマックのソフトは、なんと言ってもJeditである。マックを使いだしてからいろいろなエディタを試してきたが、Jeditはいちばん使い勝手がよいので、バージョンアップを重ねて使用してきた。最初はフリーウエアだったが、途中でシェアウエアになった。バージョンアップは1回2000円くらいだったかな。
先月新たにバージョンアップの知らせがきたのだが、Jedit 4から Jedit 5ではなくJedit Xとなっている。マックOSX(10.3以降)対応なんだと知り、対応している!とうれしくなった。
こういうのってマニュアルを読むこともなく使いだすよね。そしたらどうも勝手が悪い。初期設定したらプレインテキストとリッチテキストというのがある。もちろんプレインテキストにして文字打ちしてみたら、文字が詰まってしまう。リッチテキストにしてみたら文字間はいいけど、行間が詰まってしまう。開いてから設定しなおせばちゃんとなるのだが、これっておかしいよね。
それから調べにかかって、フォントが問題だったことがわかった。いままで日本語のテキストはOsakaを使っていて疑ったことがなかった。JeditXのフォントシステムはヒラギノ書体で第三水準第四水準の漢字もいけると書いてある。それでヒラギノゴシックにしてみたら、プレインテキストでちゃんといけました。ああ、しんどー。
その他、わけのわからん新機能がいっぱいある。【実際できあがってみるとJedit4とJedit5の間にはかなりの隔たりがあり、Jedit4の後継というよりも、別のエディタとして、その名前を「Jedit X」(じぇいえでぃっと・てん)とすることにしました。】と挨拶があるくらいだから。
肝腎なことを書き忘れてた。文字打ちするのと文字が表示されるのがほとんど同時。頭と指とマック画面が直結している感じがすごーく気持ちよい。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、カボチャスープ、トリ胸肉の蒸し焼き+刻みキャベツ、ポテトサラダ、紅茶、コーヒー。
昼:焼き飯、柿、リンゴ。
晩:ご飯、みそ汁(豆腐とわかめ)、塩鮭、さつま揚げと小松菜と生椎茸の炊いたん、モヤシのゴマ和え、キムチ、焙じ番茶。
2004.11.2
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爆睡
通夜と葬式の疲れがなかなかとれない。昔はこんなことなかったのにと言ってもしょうがないね、トシなんだから。あれがいけなかったんだといまになって言っている。久しぶりに着たワンピースの喪服(パンツスーツを買わなくちゃ)が寒かった。最後に新大阪駅の喫茶店で妹家族と調子に乗って食べたチョコレートパフェ。おいしかったけど、いっぺんにお腹が冷えた。
その上今日は仕事でドリームウェーバーってソフトを使うのに、マウスを左手で握りしめていたので、左肩と左腕がぎしぎししてきた。夕方ばたばたと近所のマッサージ屋さんに駆け込んで、マッサージをしてもらった。温かいお風呂に入って早寝することねと言われて帰ったら、猛烈に眠くなったので、ちょっとだけと言って横になったら・・・爆睡してしまった。なんとー2時間。晩ご飯は9時近くなってしまった。片付けしてもう一仕事したら12時過ぎだ。もう風呂入って寝る。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、ジャガイモとキャベツのスープ、ベーコンとジャガイモとタマネギとエリンギ炒め、紅茶、コーヒー。
昼:サツマイモと餅入りおじや、切り干し大根、たくわん、焙じ番茶、柿、クッキー、紅茶。
晩:焼酎湯割り、しめ鯖、もずく、ご飯、三平汁、おから、キムチ、焙じ番茶。
2004.11.1
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