胡弓を習い初めて 3
8月27日、私が胡弓を習っている先生が、リサイタルをされるので、大阪は梅田のフェニックスホールというところまで行ってきました。
さほど大きなホールではありませんが、ぼつぼつと空いている席も目についたので、(当日は、ぱっとしない天気であったことも多少影響したのかもしれませんが…)日本での胡弓に対する認識度の低さを感じました。という私も、今回が初めてでした。
この4月から胡弓を習いはじめた私としては、大変興味深く聞き入っていたのですが、演奏された全15曲のうち、知っているのは1曲だけでした。(ちょっと恥ずかしいのですが…。)
こういうリサイタルにも、ちゃんとアンコールがあって、「知床岬のはまなすの咲くころ…」という歌詞で始まる曲を演奏したのですが、その時、客席から「あーっ」というざわめきの後、ハミングが始まり、私は「へえっ?!」という思いでした。でも、こういうのもいいかも…。
でも、私にはこの曲は出だしの部分しかわからないので、もう少し年配の方には、とてもよかったのだと思います。もしかして、美空ひばりさんの曲だったら、私もハミングできたかも…と少々残念でした。演奏とは直接関係ないのですが、舞台の後ろの壁が上に上がり、夜景を背景に演奏が聞けるという洒落た演出もありました。
それにしても、胡弓の音色にまた感動しました。皆さんも、是非一度聞いて見てください。
1998年9月